USJの顔パス入場はよく知られるところですよね。
採用されているのは、NECの顔認証エンジン「NeoFace」です。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの入場ゲートにずらりと並ぶ顔認証エンジンのNeoFace。
顔の識別による生体認証システムが、集客施設のゲートに採用されたのはUSJが国内初となります。歴史的な顔パス入場システムだったわけですね。
USJのウリは、何と言ってもこのはじけんばかりの笑顔ですよね(^-^)
年間スタジオ・パスの特典には色々ありましたが、この顔パス入場が出来るのも大きなメリットではないでしょうか。面倒な手続きは一切不要ですからね。
入場ゲートに於いて、係の方が顔認証システムの機械をゲストの方へ向けてくれます。ゲストは少し屈んで、目をライン上に合わせます。ほんの1秒程度で照合が終わって、入場OKとなる仕組みです。顔認証の際、大人が少し姿勢を屈まなければならないのは、おそらく小さい子どものことを考慮してのことではないでしょうか。
心理的負担の少ない顔パス入場システムの導入です。
キティちゃんとピンクパンサーが合体しています(笑)
USJ10周年を記念するアニバーサリーグッズが売られているショップ「キャラクターズ・フォー・ユー」。キティとエルモのコラボグッズなどもありました。
顔認証エンジンのNeoFaceは、入力された画像の中から“目と思われる部分”を抽出し、目の位置情報を元にNEC独自の学習アルゴリズムを利用して顔の検出を行っています。
目の位置が基準になっているわけですね。
変装すればどうなるの?といった素朴な疑問も湧いてきますが、メガネやひげ等で顔の一部を隠しても、精度の高い照合技術に見抜かれるようです(笑) 更に1秒間に100万枚のデータとの照合が可能なので、非常に高速な顔認証が行えます。
先端技術の導入によって、余計な待ち時間に悩まされることもなくなりました。
日常的に使われている顔パスという言葉には、どこか軽い響きがありますが、精密な最先端技術が可能にする顔パスは、今後もあらゆる業界で広がりを見せていくのではないでしょうか。