大阪市中央区難波にある法善寺。
賑やかな法善寺横丁の中に、ひっそりと佇んでいるお寺です。
法善寺の水掛不動。
商売繁盛や恋愛成就の願いを込めて掛けられる水・・・
その水で苔に覆われています。
地元の人は言うに及ばず、全国各地から参拝客の絶えない人気の観光スポットになっています。
法善寺(ほうぜんじ)は浄土宗の寺院です。
山号は天龍山。
山号(さんごう)とは寺院の名に冠する称号のことを意味します。
多くの寺院が山にあるため、その山の名を山号としている例が見受けられます。
比叡山延暦寺、高野山金剛峯寺などがその類ですね。
法善寺のご本尊は阿弥陀如来。
その他にも、水掛不動(西向不動尊)や金毘羅堂などがあります。
法善寺は千日念仏を行ったことから、俗に千日寺と呼ばれていました。
その寺の前ということで、今でも千日前の地名が残っています。
法善寺横丁。
繁華街の千日前から法善寺へと続くエリアには、多数の飲食店から成る法善寺横丁があります。
細い路地の左右にお店が軒を連ねる様子は、どこか京都の先斗町と似ている気がします。
大阪のミナミにも法善寺のようなお寺が存在するとは。
意外性があって、なかなかいいですね。
難波、千日前、道頓堀エリアを訪れたら、是非、法善寺に立ち寄ってみて下さい。